ヘヴン

★★☆☆☆ 2点


【あらすじ】
「苛められ暴力を受け、なぜ僕はそれに従うことしかできないのか」。頬を濡らすあてのない涙。少年の痛みを抱えた目に映る「世界」に救いはあるのか…。
「僕とコジマの友情は永遠に続くはずだった。もし彼らが僕たちを放っておいてくれたなら―」

【かんそう】
いじめだね。
心は痛くなるけど、そこまで酷くない内容。それだけに少し肩透かしを食らった感じです。
現実問題として、考えさせられますね。
でも、小説として割り切るとどうなんだろ、面白くないのかな。

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歌舞伎町セブン

★★★☆☆ 3点


【あらすじ】
冬のある日、歌舞伎町の片隅で町会長の高山が死体で発見された。死因は急性心不全。事件性はないはずだった。だが、これを境に、この街の日常はなにかがずれ始めた。それに気づき、手探りで真相を追い始めた人間たちが、必ずぶつかる「歌舞伎町セブン」とは何を意味するのか。そして、街を浸食していく暗い狂気の正体とは―。

【かんそう】
おもいっきり必殺仕事人じゃんか。
と言いつつ、ノンストップで読みきってしまった。
なんとも分類しにくい設定だ。ハードボイルドと言うにはさっぱりし過ぎてるし。
それはそうと、、、
東警部補とミサキの存在がとても気になりました。
で、調べてみると、おっとっと、「歌舞伎町セブン」は「ジウ」の続編という設定なんですか。トホホ。
「ジウ」を先に読むべきだったか。
でも「ジウ」読んでみようっと。

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血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京 2

★★☆☆☆ 2点


【あらすじ】
同じ選挙区で議席を奪い合う、義父と娘婿の選挙戦。
それは、母と娘の、姉と妹の、壮絶な戦い。
家族は、ここまで憎み合えるのか。
政権交代を賭けた衆議院選挙。
不遇をかこつ元大蔵官僚・有川崇は、ついに出馬を決意する。
野党最大の目玉候補として。自分を飼い殺しにした義父への「刺客」として。

【かんそう】
うーん、どうなんだろう。
サブプライムローン問題からの世界金融危機、民主党による政権交代などなど、現代世相のリアルさを出そうとし過ぎて、本来のストーリーが希薄すぎやしないか?
もっとヒューマン的なところが欲しかった。
しかも、なんだよこれ!
どう考えても続編ありそうな終わり方じゃねぇか!
宣子なんてプロローグとエピローグしか出てこないじゃないか!
ごめん、ネタバレしそうなのでこれ以上はやめとく。
マトリックスじゃないんだから。。。続編(もし出たら)もうぐだぐだ必至だな。

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儚い羊たちの祝宴

★☆☆☆☆ 1点


【あらすじ】
これぞ、究極のどんでん返し! あらゆる予想は、最後の最後で覆される。ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃(フィニッシング・ストローク)」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至難の業でもある。本書は、その更に上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的に拘った連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ!
【かんそう】
あまり好きではない。
令嬢と使用人、バベルの会、最後の落ち、が共通する短編集だった。
バベルの会にそこまで拘る必要性が感じられない。
「ラスト一行の衝撃」を前面に出しているので、期待ばかり高まってしまって、期待が空回り。
「落ちがあるよ」くらい期待薄で読めば楽しいんじゃない?
短編じゃなかったら、最後まで読めなかったと思う。
”身内に不幸がありまして”で終われば良かった。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京

★★☆☆☆ 2点


【あらすじ】
「安田講堂攻防戦」の別れから30年。革命の志も理想も捨てた二人は、
息子と娘の見合いの席で、運命の再会をする。
1968年から1999年へ。二世代の男女を通じ、
日本の上流階級の実像をあらわに描く、新世代の「華麗なる一族」の壮大なるドラマ!

「息子をこの国の権力構造の頂点に立つ人間にする。それが私の願いだった」

大病院の経営者を親に持つ若き大蔵省キャリア・崇。次の総裁候補とも言われる大物 政治家の長女・尚子。
大蔵事務次官の仲介で持ち上がった二人の縁談は、だれもがう らやむ結婚となるはずだった――。

富と権力の結婚による完璧な閨閥――そこに潜む死角。
追いつめられた親子が、最後に選択するものとは。
時間は、どこまでも人を変えてしまう。過去は消し去ることができるのか。
エンタテインメント界に新たな地平を切り開く渾身作、劇的な展開!

「狂ってる。権力の魔力に取りつかれて常軌を逸している」

頂点まであと一歩と迫り、権力に執着する男。過去の亡霊に怯えはじめる母。
富と権力を受け継ぐことを当然のように信じ切ってきた子供たち。
運命のドラマは、衝撃の結末をむかえる!

【かんそう】
あれ、途中で終わっちゃった。って感じです。
調べてみる。。。そうですよね「血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2」続編がありました。
悪くないし、読みづらくもないけど、、、ストーリーが淡々と進むだけで、展開は全て予想通りで何か物足りない。
続編に期待。

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決壊

★★☆☆☆ 2点


【あらすじ】
山口県宇部市に住む、沢野良介は、妻と子どもと三人で、平和な家庭を築いていた。兄の崇は東京で国立国会図書館に勤務する、エリート官僚の卵であった。ところが、良介は、ネット上の自分の日記で、兄へのコンプレックスを表明し、家族への不信感をあらわにしていた。それをたまたま妻は発見し、崇に相談する。すると、良介の日記に、『666』なる人物からの書き込みが現れる。
大阪に出張することになった良介は、妻に、崇と現地で落ち合うといって、家を出る。崇は、国会図書館の関西館の開設のために、関西に出張していたのである。崇と会った後、良介は行方不明になり、その後、バラバラにされた良介の遺体が発見される。崇に容疑がかかるが、意外なところから真犯人が判明する。遺された家族や、崇のその後の生き方を描き、作品は今のネット時代の悪意を描いていく。

【かんそう】
作者は物語を通じて何かを伝えたいのかもしれないが、とにかくくどい。理屈っぽすぎる。遠回りしすぎ。しつこい。意味ありげな注釈点の付けすぎで、気が散ってしょうがない。
ストーリー自体は嫌いじゃないけど、この結末をもってして、上・下巻に分けるほど膨らませる必要なんて全く無いと思える。
崇の頭の中を読むのは省略して、とにかくストーリーだけを読んでしまった。
疲れた。
この人の著書は他もそうなんだろうか。

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最悪

★★★☆☆ 3点

【あらすじ】
お先まっ暗、出口なし それでも続く人生か
小さなつまずきが地獄の入り口。転がりおちる男女の行きつく先は?
不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢(あつれき)や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。
無縁だった3人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。

【かんそう】
だいぶ前の作品でしたが、けっこう良かったです。
転がり始めたら止まらないって感じで、テンポが良く読んでて飽きないです。
でも、そこまで重なるか!?ってくらい不運が重なり、ちょっと漫画な世界っぽく見えます。
また、銀行員のみどりはまだマシですが、川谷と和也のドンくささにイラっときます。
最後はやけにあっさりさっぱりでちょっと物足りなかったです。
どういうエンディングなら良かったの?って聞かれても思いつきませんが。

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血の冠

★★☆☆☆ 2点


【あらすじ】
被害者の頭部を王冠のように飾りたてる殺人者。26年前の迷宮入り事件が北の都・弘前に蘇った――
「やつらはある種の優越感とともに、内勤の人間をデスク組と呼ぶ。社会の秩序を保っているのは自分たちであり、自分たちこそが本物のデカだと言いたいのだ。だが、各警察署の、いや、警察という組織そのものの秩序を保っているのが、連中がデスク組と軽蔑する人間たちである現実には決して目をむけたがらない。とはいえ、確かにここは刑事課の連中のテリトリーだ。なぜ自分がここに呼ばれたのか、理由を聞きたいのはこっちだった。」(本文より)「警察OBの越沼(こしぬま)が殺された。頭蓋骨が切断され、脳味噌に王冠のように釘を植えつけられて。それはかつて「キング」と呼ばれる殺人者が繰り返した、二十六年前の忌(い)まわしい迷宮入り事件の手口と同じだった――。
弘前(ひろさき)中央署会計課係長の小松一郎(こまついちろう)は、幼馴染(おさななじ)みの警視庁警視正・風間(かざま)によって、捜査の最前線に立たされる。少年時代二人はキングの被害者だったのだ。地元有力者を密(ひそ)かに容疑者と目(もく)する風間たち。だが、その追跡も空(むな)しく、猟奇殺人はさらに続く。そして、解決の鍵となる捜査資料が紛失した。署内に事件と関わりのある者がいるのか?

【かんそう】
あれ、つまんない。
ベールに包まれている部分は最後までベールに包まれたまま終わり、謎解きされる部分は早い段階で予想できてしまう。なんともモヤモヤするスッキリしない消化不良なストーリーでした。
でもなぜか香納諒一さんお決まりの、当事者だけやけにすがすがしい、っていうエンディングはこの作品も然りでした。

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骨の記憶

★★☆☆☆ 2点


【あらすじ】
没落した東北の旧家の嫁のもとに届いた宅配便は51年前に失踪した父の頭蓋骨だった。差出人は、中学卒業後、集団就職で町を出てその翌年に火事に遭って死んだはずの同級生。いったい誰が、何のために―。隠されていた過去が、昭和の記憶とともに今、明らかになる。

【かんそう】
プロローグと第1章だけでわかってしまうくらい謎はない。
とにかく人生の光と影、繁栄と衰退というのを昭和の激動の中を生き抜いた松木幸介の人生を通して見せてくれる。
弘明の心の中をもう少し書き出してくれても良いのでは?と思うし、清枝が真実を知ってからの豹変ぶりは少し現実味が無い気もする。
いろんな意味であっけないな。

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少女

★★☆☆☆ 2点


【あらすじ】
高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ――「人が死ぬ瞬間を見たい」。由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは?

【かんそう】
非常に読みにくい。
由紀と敦子の視点をコロコロ切り替えながらストーリーが展開していって、最終的に絡みつくという感じなんだけど、とにかく読みづらい。
かなり早く結末はわかっちゃうし、そのままだし。。。湊かなえさん的な構成は味わえるんだろうけど、それ止まりかな。
なんか疲れた。

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